TCXOキット


これはセイコーエプソン製TCXO TG-5021を搭載した、クロック出力基板です。

TG-5021はTCXOの為、通常のオシレーターに比べ精度が優れており、
カタログスペック上は誤差2ppmと謳われています。
参考までに一般的なクリスタルオシレーターの精度は50~100ppmくらい、
MEMS発振器の精度は25ppmくらいです。

しかしながらこのTG-5021は出力電圧が特殊な為、
一般のマイコン基板での使用は不可能でした。
そこでこのモジュール基板ではレベル変換回路により、
通常のC-MOSレベル出力を可能にしました。
その為、一般的なマイコンのクロック源として使用可能です。

電源は3V~5Vにて使用可能です。(出力電圧レベルは電源電圧に依存します)
出力は10MHzの方形波となっております。
TG-5021の出力を分周している為、デューティー比は50%です。

上記写真はL型ピンヘッダーを実装した例で、
SIP型として立ててモジュールを実装するスタイルです。
L型ではなくストレート型ピンヘッダーを実装して頂くことで、
一般的な長方形タイプ/正方形タイプのオシレーターと置き換えが可能です。
ただしその際、オシレーターよりも外形サイズが大きい点にご注意願います。

基板の外形サイズは23×15.5mmで、厚みは約3mmです。(ピンヘッダー部含まず)
この製品については、ピンヘッダー以外は実装済みで頒布いたします。
ピンヘッダーは添付いたしますので、お客様にてハンダ付けしてください。

通常は有鉛ハンダ品ですが、特注対応として無鉛ハンダ品も用意可能です。

また、一部の周波数につきましては特注対応も可能です。
対応可能な周波数は下記の通りです。
  5MHz
  6.4MHz
  9.6MHz
  13MHz

現在、TG-5021の資料がメーカーサイトから無くなっております。
必要な方は下記からダウンロードしてください。

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頒布価格は\1000(税込)です。※送料別途